2020年夏のお献立より

 

前菜より「セミドライドマト」
トマトを醤油と白胡麻油の漬け地に漬け込み、100度のオープンで5時間ほど焼き上げて旨味を凝縮させました。実を吸い出すようにお召し上がりください。

 

 

吸物より「地鶏と鰹節のおだし」
前菜を食べて動き出したお腹の中を、じんわりと温めていただくために、山間ならではの旨味を堪能していただける野菜や鶏肉を贅沢に使い、鰹節の旨味を足した「おだし」に、季節の野菜と生姜の香りを加えた吸物をご用意しました。

 

 

蒸物替りより「とちぎゆめポークの茄子餡かけ」
日本では奈良時代に高位の者への進物に茄子の粕漬けが使われるなど、千年以上に渡り栽培されている馴染み深い野菜の「茄子」。淡白でアクの強い野菜ですがこのアクが茄子らしいコクを感じさせます。油で揚げた茄子をなめらかなピュレ状にしたものを出汁と合わせた「茄子餡」を主役にした一品に仕上げました。「とちぎゆめポーク」を炊いたものや「飯蒸し」とともにお召し上がりください。

 

 

揚物より「芥子の実揚げ」
野菜にとって揚げるという調理法は、野菜の水分が保たれたホクホク感と表面の衣のサクサク感が愉しめる素敵な調理法だと思います。瑞々しくて少しえぐみのある夏野菜を、豊富な栄養素や香ばしい香りが魅力的で神経を落ち着かせる効能がある芥子の実を粉末して揚げ衣にしました。

 

 

夏野菜より「胡麻酢がけ」「玉葱酢がけ」
コクのある料理が続きますので、ここで瑞々しい太陽の恵みである「夏野菜」をさぱりと味わう冷菜をご用意させていただきました。普段の食事でも馴染深い野菜たちですが一つ一つ味わうとあらためて野菜の素晴らしさを感じるように思います。

 

 

煮物より「とちぎ和牛の淡煮」
とちぎ和牛の甘みのある脂をさっぱりと召し上がっていただけるように、塩味の鰹出汁で調理した、しゃぶしゃぶ仕立ての炊き合わせをご用意させていただきました。自家製ポン酢をご用意しておりますので、お好みでご利用ください。

 

 

小菓子より「丁字のボーロ」
古くは痛み止め等に使われ、消化促進の効果がある「丁字(グローブ)」。少しくせのある風味がありますが、漢方薬にも使われる丁字を使った焼き菓子を食後の「おくすり」代わりとしてお召し上がりください。

  

夏のお献立例はこちらからご覧ください。

2020年06月08日(月)|お料理便り